今回はサンファンメソッドの特徴のひとつ(独特な考え方)である
「1(の仕事)と2(の仕事)」
について解説します。
「1(の仕事)と2(の仕事)」の考え方
これ、文章にするより、分類したほうがわかりやすいかな~と思うので、分けてみますね。
例えば…
1の選手だが2の仕事もすごい:メッシ、アグエロ
2の選手だが1の仕事もすごい:シャビ、イニエスタ、デ・ブルイネ
どうでしょう?なんとなく感じがつかめたでしょうか?
良い選手、もう少しの選手、時間がかかる選手の見分け方
そして、良い選手の見分け方には次の組み合わせ(考え方)があります。
<性格>
1:勝気、強気、エゴイスト
2:堅実、確実、現実的
<プレースタイル>
1:アタッカー、チャンスメーカー、ハードタックラーなど
2:セカンドストライカー、ゲームメーカー、クレバーなど
<スキル>
1:高い身体能力、突破力、ロングキック、スルーパスなど
2:ワンツー、リターン、流れを読む、バランス能力、インターセプトなど
これらの特徴から選手の分類が出来ます!!
【いい選手】
1のプレースタイル、1のスキルで1の性格
2のプレースタイル、2のスキルで2の性格【もう少しの選手】
1のプレースタイル、1の性格だけど2のスキル
2のプレースタイル、2の性格だけど1のスキル
➨練習すれば変わる。
【時間がかかる選手】
1のプレースタイルで2の性格はダメ
2のプレースタイルで1の性格はダメ
➨性格は変わるのか?
ここまでをまとめると、
1. 良い選手は・・・
○ 突破力(スキル)のある強気(性格)なアタッカー(プレースタイル)
⇨ 個で打開できる怖い選手
○ ショートパス能力(スキル)の高い、堅実(性格)なゲームメーカー(プレースタイル)
⇨ 流れを作れる2. もう少しの選手は・・・
○ シュートパスが特徴(スキル)の強気(性格)なアタッカー(プレースタイル)
⇨アタッカーとして個で打開できない。
⇨突破のスキルを伸ばせば良い選手になれる。
○ ドリブルが得意(スキル)な、堅実(性格)なゲームメーカー(プレースタイル)
⇒堅実なので、ドリブルでノッキングしてしまい、流れを作れない。パス精度が上がれば、良い選手になれる。
⇨スキルは努力次第で必ず伸びる。
3. 時間がかかる選手は・・・
○ 突破力(スキル)はあるが、弱気な(性格)なアタッカー(プレースタイル)
⇨ゴール前で勝負できない。
○ シュートパス能力(スキル)は高いが、エゴイスト(性格)なゲームメーカー(プレースタイル)
⇨全体の流れに従わないので、流れを作れない。
⇨性格が変われば良い選手になれるが、果たして、性格は努力だけで変わるかは疑問
このようにサンファンメソッドの重要な考え方の1つである、「1の仕事、2の仕事」の考え方を使い、選手の特徴を分類することが出来ます。
これを行うことで、選手の課題が明確になり、取り組むべきポイントも可視化できるのです!!
加えてコーチ陣も選手を評価するポイントが明確化し、ある程度の評価基準を持った上で選手評価を行うことが可能になります。
1と2を用いた現場での選手育成
一番重要なのは、
どのように育て、どのように使うのかということです。
1の能力があったとしても、それが他と比べてどれほどのものなのか?対戦チームと比べてどうなのか?その選手がどこを目指しているのかで状況は変わってきます。
例えば、他と比べて飛びぬけていないのであれば、2の仕事を求めてあげたほうが良いと思います。
なぜなら、飛びぬけていないのであれば、「あいつドリブルばっかりするけど、全然抜けないな」と評価されてしまうかもしれません。
その場合、2のプレースタイルに修正してあげると、「あいつショートパスを駆使して流れを作るわりに、ドリブルもできるんだな」のように評価が真逆に変わると思います。
しかし、その選手がそのカテゴリーでサッカーを引退するとしたら(例えば、高校でサッカーを終わるとしたら)、先々の評価を考えて慣れていないプレーに矯正するよりも、最も得意なことをさせてあげたほうがいいかもしれません。
つまり、あくまで1(の仕事)と2(の仕事)は選手の成長や見分け方の判断基準作りであって、必ず当てはめなければいけないわけではないとも考えています。
このように今まで紹介してきたことは1つの考え方であり、選手の目的や特徴を考慮した上で現場で用いることが重要です。
最後に
今回は、「1の仕事と2の仕事」について紹介しました!
ぜひみなさんも現場で取り入れて見てください!!
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